【重心移動】誰にでも簡単にできるハングオンへの第一歩【フォーム】

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バイク初心者に限らずライダーにとって綺麗でカッコイイフォームやハングオンは憧れですよね。

見よう見マネで試したことくらいはあると思いますが、同時に「自分のフォームはカッコ良くなっているのか?」疑問に思ったことありませんか?腰はどれくらいずらすのか?下に落とすのか?斜め前に?横?へそをコーナーに向ける?上半身は伏せる?肩を入れる?そもそも腰で曲げるって何?

色んな事が頭に浮かび、悩み過ぎた結果ライディングに本来必要な「操作」がないがしろになっている方も良く見かけます。

というわけで、今回は女性の方や初心者の方でも簡単に出来る「あなただけのオリジナルハングオン」を作るための第一歩として、重心移動のやり方について解説したいと思います。

この記事を読む事で

  1. 【超簡単】正しい重心移動のやり方
  2. 重心移動をする事で起きる事
  3. 重心移動+〇〇で楽に曲げれる
  4. ハングオン基本フォームの完成

までをマスターして頂けるかと思います

 

【超簡単】正しい重心移動のやり方

腰を何センチずらすのか問題にもつながる話ですが、先ず一回少しだけ、寸法で言えば1~3センチ以内の範囲でイン側にずらしてみましょう。1~3センチしか動かさないので腰の捻り方などはあまり気にする必要はありません。自然に横方向にスライドするだけです。

参考までに腰をスライドする時のコツですが、直進状態と同じ位置に頭部をキープしたと仮定すれば、頭から腰までの距離が変わらない状態で(変に腕を伸ばしたりせず)腰をずらすとしたら、頭部が支点となりその先にある腰が扇型にずれるのが正解と言えます(あくまで基本形の話です)。

三角形の底辺が骨盤の動きとイメージして下さい。つまり骨盤は自然と斜めを向くという事です。考え方として、骨盤の動かし方や腰の入れ方落とし方云々が先に来るとフォームが崩れますので、上記のイメージで体の造りそのままに任せて何も考えずに腰をスライドさせることで力の入らない自然なフォームを作り出す事が出来ます。

あとは、腰をずらした位置にしっかり座るだけ。これだけでイン側に重心移動が出来ています

 

重心移動をする事で起きる事

ほんの少し勇気を出して腰をずらしたことで何が起きるのでしょうか?

これ⇓ 一度くらいやった事ありますよね?

 バイパスホンダの気まぐれな店長日記

今あなたがいすに座っているならちょっとやってみてください。中心に座っている時と、1~3cm程腰をイン側にずらした時とではどうでしょうか?腰を数センチでもスライドさせている時の方がイスを寝かしやすく、バランスを取りやすくなっているのではないでしょうか。

4本足で安定しているイスでさえこの変化ですから、2本のタイヤで立っているバイクなら、更にバンクさせる事が楽になる事はご想像頂けると思います。僅か数センチの重心の変化でもこれだけの変化が出ますので、あとはバンク角やタイヤ、バイク、あなたの体格や走り方に応じで少しずつ変化させていけばいいです。そして実際にバイクで試してみてください。コーナーを曲がる時、同じバンク角でも重心をずらしている時の方がバンク角が少し緩く感じる事が出来ると思います。もちろん感じ方は人それぞれですが、先日のスクールでは初めてサーキットを走った初心者の女性にこの重心移動を教えたところ「曲がりやすくなった」と印象を語ってくれました。ちなみにその女性はたいへん小柄な方で、腰のスライド量はわずか1センチほどでした。

 

重心移動+〇〇で楽に曲げれる

僅かでもイン側に重心が移る事により、バイクをバンクさせた際は今までよりも安定しますが、それはあなたの重心の位置が下がるからです。そしてコーナリングの際に横から受ける遠心力をシートに逃がしやすくなります。

こうやってコーナリングが安定してくれば、次は目線を大きくコーナーの出口に向けてみてください

バンク角を意識せずとも、目線が正しければそれだけで綺麗に曲がる事が出来、それにあわせて自然とバンク角が増えているはずです。

このへんのやり方は別の記事に書いているのでお時間が有る時にご覧ください。

【画像解説】初心者がいきなり上達するテクニック 目線編

コーナリングでふらつかない方法

 

ハングオン基本フォームの完成

重心をずらし、目線をコーナー出口に向ければ徐々にコーナースピードが上がってきます。この時に必要なのがニーグリップです

ニーグリップのやり方はこちら

【画像 】 たったこれだけでニーグリップをマスターできる練習方法

外足の内腿、かかと、お尻、イン側のステップを踏んでいる足の裏などでしっかりとマシンをホールドしてあげる事で下半身だけでバンク角をコントロール出来る様になり、なおかつ内側の膝を自由に開く事が出来ます。そして下半身ホールドがきちんと出来ていれば上半身は自由に動かせますので、インに入れたり伏せたり、あなたのやりやすい形を作り出せます。

どうですか?もうハングオンが出来上がっていますよね?

このように、理論がわからないまま形だけのハングオンを真似るより、順を追ってバイクの操作を覚えていけば自然とカッコイイフォームが出来上がっていくことがお判り頂けたかと思います。

 

まだハングオンをやったことが無いあなた、少しだけ勇気を出してチャレンジしてみませんか?

 

   

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コメント

  1. 弓道兄弟 より:

    お久しぶりです。

    実は安物のツナギを追加購入したのですがツナギが滑ってハングオン出来ませんでした。

    滑らないように工夫しましたので多分もう、大丈夫、なはず。

    ところで質問が。

    ギアを高め(2速→3速、3速→4速)さで走るのと、低速ギアチェンでワンワン言わせながら走るのとどちらが速いのか。

    低速ギアは必要以上に失速してる気がするのです。

    1. 山口尚之 より:

      お久しぶりです(^^)
      なかなか更新できず申し訳ありません。。。
      ギヤの話ですが、まずそれぞれの特徴を書きます。

      低速ギア・・ピークパワー付近で走るので加速は鋭い。エンブレ効き過ぎて減速(失速)が強い

      高めギア・・アクセルを開けても回転がついてこない。エンブレ弱めで減速(失速)しにくい。

      というわけで、加速時がタイムに繋がりやすい事を考えると、一般的に速く走れるのは低速ギアというふうに考えられます。
      おっしゃる通り、低速ギアは意識しなければ極端に失速しますが、逆に考えるとそのエンジンブレーキをブレーキ代りに使う事で楽に、尚且つ強烈に減速できますので、ギクシャクしないようアクセルをコントロール出来れば、今よりも短い区間でバイクを止める事が出来るし、ピークパワー付近をキープする事で強い加速を得る事が出来ます。

      ちなみに私は、Y校長に「1000ccでSPA直入を走る時は全コーナー1速」と教えてもらい、何度か練習したらベストを更新する事が出来ました。
      つまりは「加速が命!」という事です(^^)

  2. モタード乗り より:

    こんにちは!
    先日のライディングスクールはご指導頂き本当にありがとうございました。(直接マンツーではありませんでしたが…)

    スクールの際にHインストにお教え頂き自分なりに試行錯誤繰り返していましたが、どうにも行き詰まってしまったので2点ほど教えてください。

    今までネイキッドとメガスポーツにしか乗ったことが無く、4ヶ月前から初めてモタードに乗り始めました。
    そこで、タンクが無いバイクのニーグリップに思いっきりつまずいております…。

    1,自分なりに外足の使い方と腰の落とし方(?)が理解→実践できたつもりでいますが(感覚的な旋回スピードの速さとタイムが上がっている点からもできているかと)内足の使い方がわからず膝がフラフラしています。
    膝を擦る行為自体が怖いということもありますが、バンクしていくと一番先にブーツの踵を擦ってしまい
    それ以上バンク出来なくなってしまい結果的にコーナリングスピードの限界を早々に迎えてしまっております。
    特に、ヘアピンが下りなのでボトムしてしまい顕著にコーナリングスピードが遅いです。
    これは、膝の開きが足りないということでしょうか?
    もしくは腰の落とし方が足りないのでしょうか??
    それとも他に原因が…???

    2,無理に膝を開こうとするとバイクの上で相撲の股割りをしているかのような感覚になり、股関節が痛くなります。(他の方に比べて特に体が固いわけではないと思います。)
    恐らく内足のステップの踏み込み方が良くないとは思うのですが、人によって差異や好みこそあれ足のどの位置で踏み込むのが一般的なのでしょうか?
    土踏まず外側で足の裏をバイクに見せるかのように踏むor爪先を外に向けてガニ股のように親指の付け根付近で踏むetc…

    以上です。宜しくお願い致します。

    P.S.
    今回ライディングスクールに行こうと背中を押してくれたのはこのブログでした。
    文字を読むだけで目からウロコで「こんなに的確に教えて頂ける素敵なインストの方がいらっしゃるなら絶対に楽しくなるはずだ!!」と思わせて頂けました。
    結果、とても楽しく刺激的で参加して本当に良かったです!
    絶対にまたお邪魔します!

    1. 山口尚之 より:

      モタード乗りさん>
      スクールにご参加頂いたのですね。お疲れ様でした!
      また、このブログがきっかけでご参加頂いたとの事、大変うれしいです!有難うございます(^^)

      【お答え1】
      モタード車は、仰る通りニーグリップがしにくく車高(着座位置)も高い=膝スリ難易度がかなり高いので、膝より先にステップ(又はブーツ)を擦るのは良く理解できます。
      内足の使い方がわからず膝がフラフラするとの事ですが、安定性が悪くてフラフラするのと、どのようにするのか正解がわからずとりあえずフラフラさせるほど余裕があるのとでは答えが大きく違ってきますので何とも言えないですね。。。
      例えば、モタ車であれば①オフ車の様に足を出す②ロードの様に膝を擦る③膝を擦らない、という3つの選択肢のどれもが正解になりますので、あとはモタード乗りさんの好みで選ぶという事になります。
      恐らくですけど、文面から判断するとモタード乗りさんはライディングの基礎がきちんと出来ている方かと思います。ヘアピン(下り)でフルボトムするほどバンクさせるにはそれなりの技術が必要だからです。
      唯一気になるのは踵を擦ってしまっている所でしょうか。(つま先ではなく踵ですよね?)比較的大柄な体格の方でしょうか?
      いずれにせよかなりのバンク角で走られていると思いますので、取り急ぎご自分のライディングには自信を持たれて良いかと思います。
      尚、ヘアピンで顕著にコーナリングスピードが遅くなるとの事でお悩みのようですが、走り方としてはそれが正解です。理由は他のコーナーに比べて極端にR(半径)が小さいからです。コーナー半径ごとの旋回スピードに慣れてくれば問題と感じなくなると思います。タイムはコーナリングスピードでは決まりません。立ち上がりで如何にアクセルを大きく開けれるかがポイントです。これはライン取りの工夫で解決すべきポイントとなります。

      【お答え2】
      膝を開こうとすると股関節が痛くなる・・・という事は、①上半身の向きと下半身の向きが逆を向き過ぎている、又は②つま先の動きと膝の動きが連動していない、という事が考えられます。
      今現在ステップをどのように踏んでいるかわかりませんが、足の置き方に関してはモタード乗りさんもご理解され始めてある通り正解がありません。プロライダーを見てもバラバラです。
      ちなみに私はイン側もアウト側もつま先で踏んでいます。理由は足が短く届かないからです(笑)

      足の使い方のヒントはこちらの記事をご参照ください。
      https://motercycletutor.com/riding-sport/
      人によって考え方はバラバラですが、私が考えるステップの踏み方は「スポーツをする際の地面の踏み方」と同じです。つまりつま先が重要だと考えます。
      但し、バイクはシフトペダルやブレーキペダルの操作とステップ荷重が絡みますので、これも各ライダーで大きく個性が別れるところです。
      ちなみに、土踏まず外側で足の裏をバイクに見せるように踏むというのは、ロードバイクではあまり見かけないですね~。ミニバイクやポケバイの頃は良くやっていましたが、基本的には荷重が掛けにくい足の置き方になるのでお勧めはしないかな・・・?
      勿論、それが良いという人がいらっしゃってもおかしくありませんし、否定もしませんよ。私はやらないというだけの話です。

      ご相談ですが、コメントの文面だけでは色々と判断がし難いですし、私の回答も長くなりがちですので、動画を作って回答させて頂いてもよろしいでしょうか?出来れば、スクールの画像が出来上がった後だと更にアドバイスがしやすくなるかと思いますがいかがでしょうか?
      それまでにコメント欄で色々とやり取りできれば、アドバイスの精度も徐々に上がるかと思います。

      以上、宜しくお願い致します。
      最後に、お褒めの言葉まで頂き有難うございます!
      またのご参加を楽しみにお待ちしております(^^)

  3. モタード乗り より:

    返信ありがとうございます。

    膝をフラフラさせてしまうのは、[ハングオンをしたい→腰を落としてニーグリップ→膝も擦らなきゃいけないのかな…→とりあえず膝を出してみるけど怖いししっくりこないから出したり引っ込めたりフラフラ]と、いった具合です。かといってリーンアウトで足を投げ出すモタードの乗り方は、体が路面から遠くて怖いわタイムは出ないわで…。
    膝より先に踵を-は、[踵の外くるぶしの真下ぐらいを]という意味でした。言葉足らずで失礼しました。

    お答え2に関してですが、せっかくお答え頂いたのにいまいち私の中にスッと入ってきません…理解できずに申し訳ありません。
    と、言いますのも内足に関しては荷重のかけ方を詳しく説明している本やサイトが無いのです。
    具体的に、足のどの位置で/どの方向に向かって(車体下に向かってor斜め後ろにor車体外斜め上に膝を蹴り上げるようにetc.)というものが無いのでライディングや力のかけ方の好みというもの以前にベースが無く[実践→トライ&エラー→自分なりにアレンジ]という一連の流れが出来ないんです。
    ちなみに、ミニバイクのステップ荷重のかけ方とのご指摘その通り過ぎて驚きました(笑)
    一番最初に乗ったバイクがTZR50Rだったので、そこで癖付いてしまったかと…。このスタイルも基本を勉強して見直してみます!

    動画まで作って頂けるなんてとても嬉しいです!お時間がある時で結構ですので、ぜひぜひお願い致します!

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