バイクで転倒する時の様々なパターン

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15歳から乗っている私のバイク歴は既に30年を過ぎ

そのほとんどがサーキットの走行ですが、

同時に沢山の転倒もしています。

恐らくこのブログを見ているあなたよりも多くの経験していると思うので

私がどういう状態で転倒してしまったかをお伝えすることで

あなたの今後のライディングに役立てて頂ければと思います。

サーキットですのでスピードとバンク角は公道とは差がありますが

転ぶ原因は共通していますので自分に置き換えながらお読みください。

スリップダウン(フロント)

フロントから転ぶ原因は

  1. タイヤのグリップ不足
  2. バンキング中にフロントブレーキを握り過ぎる

などです。

初心者の方は特に2番に注意しましょう。

慣れないうちは、制動の為のブレーキングはバイクが起きている状態の時に済ませ

コーナーに進入してすぐ(バンクし始め)にブレーキを離し

アクセルをパーシャル状態にしたほうがバイクが安定します。

コーナー進入の際、いつまでもブレーキを掛けている

(フロントフォークを沈める事より止まる為に掛けている)場合は

単にオーバースピードです。

 

バンク中にブレーキを強く握った

フロントブレーキを強くかけたい時はバイクを起こさなければなりません。

コーナー途中で対向車などがはみ出してくる恐れが有る時(コーナーの先が見えない)などは

さらにスピードを落とし、余裕を持って回避できるようにしましょう。

でないと、とっさのときに思わずフロントブレーキを強く握ってしまうからです。

バイクが寝ている状態で不意にブレーキを掛けてしまうと

フロントタイヤはいとも簡単に滑ってしまいますので注意が必要です。

 

スリップダウン(リア)

進入時の転倒

滅多にない現象ですが、進入時にリアタイヤが滑る原因は

  • ギヤが合っていなくてエンジンブレーキが効きすぎる
  • リヤブレーキを強く踏んでしまっている
  • フロントブレーキを強く握っている

などです。

これもほとんどがオーバースピードが原因による

冷静なライディングが出来なくなっている状態で起きます。

特にフロントブレーキを握っている時は、荷重がほぼフロントタイヤに掛かり

リヤタイヤのグリップが非常に低い状態になりますのでなおさら滑りやすくなっています。

 

フルバンク中

フルバンク時にリヤタイヤが滑る時は

  • アクセルを開け過ぎ
  • タイヤのグリップ不足

が原因です。

アクセル開度に対して、タイヤのグリップ力が伴っていない場合ですね。

フルバンク時と言うのはタイヤのグリップが一番弱くなります

なのでこの時、グリップ力を補うためにしっかりと前後タイヤに荷重を掛けてあげる必要があります。

コーナリングでふらつかない方法

この記事を参考にして、遠心力を上手く使ってタイヤのグリップを引き出すのが理想です。

 

立ち上がり

立ち上がりでリアからスリップダウンする原因はアクセルの開け過ぎです。

タイヤのグリップ力と相談しながら徐々にアクセルを開けてください。

まあ、ある意味スリップダウンで済むのであればラッキーです。

怖いのは次の項目のハイサイドです

 

ハイサイド

これはバイク特有の転び方で、バイクにも人間にも

まったく優しくない最悪の転び方です。

これも原因はアクセルの開け過ぎ。

そして、開け過ぎてリヤタイヤが滑る所までは前項と同じですが

滑った時に思わずアクセルを戻してしまい、

アクセルを戻したことで急激にリヤタイヤがグリップを取り戻し

遠心力の力でコーナーの外(又は上)側に弾き飛ばされる現象をハイサイドと言います。

ヘアピンコーナーなど小さいコーナーの立ち上がりで

いつもより強めの加速をしたい時によく起こります。

サーキットだけでなく、ツーリングでも、自分より速く走れる人が前にいる時などに、

「ついていかなければ」という心理が働いた時、

自分のバイクが曲がっていない(まだバイクが寝ている)にもかかわらず

前の人につられて、ついつい強めにアクセルを開けてしまい

この転倒が起きてしまいます。

「バイクを起こしてアクセルを開ける」を徹底しましょう。

 

握り転け

何らかの原因で路面が滑りやすい状態だったり、

あまりにも強くフロントブレーキを握り過ぎた時などは

例えバイクが直立状態にあっても、タイヤのグリップバランスが崩れて

フロントタイヤがロックして転倒してしまいます。

特に雨の日などによく見られますので十分注意が必要です。

過去私がレース中にこれをやった時は、初動で瞬間的に滑ってしまったため

ほぼ最高速度で転倒してしまいました。

200m以上は滑ったように記憶しています。

まあ、スピードを出さない事が一番ですね(^^;)。

 

バイク的な原因

クランクケースやマフラーが路面に接触してしまい

タイヤが浮いてそのまま転倒するときがあります。

ご自分のバイクの特徴(バンク角)を十分に把握し、少しでも擦ったらそこが限界だと思ってください。

但し、スピードによってはサスペンションがいつもより沈み込んでしまいますので

思っていたよりも早く擦ってしまう時が有ります。

サスペンションや車高の調整である程度対応は出来ますが

これは慣れた人でないと色々と難しくなってきますので

無理をしないにこしたことはありません。

 

以上が私が経験した主な転倒原因です。

このほかにレアケースがいくつもありますが、レースのように限界走行しなければ起きないような事なので割愛しています。

 

転ばない為には

転ばない為にはやはり

一番にスピードを出さない。

そして現状(路面・コーナー角度・タイヤ)の把握

というのが一番ではないでしょうか?

特に公道には白線や横断歩道、マンホール、電車のレール、砂やホコリ、水たまりなど

そのほかにも危険が沢山あります。

又、路面のカントやギャップ、アップダウンでも

タイヤに上手く荷重が掛からなかったり、急に抜けたりすることが有ります。

色んな状況を冷静に判断しながら運転する事が大事ですね。

 

万が一の安全装備

バイクに乗る際の、自分を守ってくれる安全装備は大変重要です。

私は、3年前に1000ccで鈴鹿を走る前にエアバッグ を購入しました。

やはり転倒は怖いですからね。

最近では、ツーリング用にジャケットやツナギに内蔵されているカッコイイやつも売っていますね。

自分の身は自分で守りましょう。

 

まとめ

転倒の原理はお判りいただけたでしょうか?

今回は私の経験を逆に考えて頂ければ良いだけで、

上記の転倒の原因になるようなことをしなければ大丈夫という事です。

最近はバイクもタイヤもかなり進化していますので、転倒自体は少なくなっていると感じますが

逆に言うと「頼り過ぎている」方が多い様にも感じています。

少しのミスであればバイクの性能、タイヤの性能で何とかなってしまうんですね。

便利になった反面、考えなくなることで注意散漫になったり

危険を招く運転の原因がわからずに走ってしまっている方もいらっしゃるようなので

今回の記事をご確認いただき、注意しながら走ってみてください。

私の経験が、皆さんの安全なバイクライフに役に立てれば嬉しいです。

 

 

 

   
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