苦手な右コーナーを克服するには

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左コーナーはリラックスして走れても

右コーナーが苦手だという方は非常に多いです。

(ちなみにワタクシも・・・)

公道での条件付きではなく、純粋にコーナリングだけの話をします。

結論から言いますが

利き手が関係しているようです。

(山口調べ)

日本人は利き手が右利きの方が多いですよね? 

右利きの方はボールを投げる、箸を使う、字を書くなど、

片手で行う事のほとんどは右手で行います。

力が必要な時も、繊細な動きの時も左より右の方が

思った通りに動かせるはずです。

それに伴い、足も右利きの方が多いように思います。

例えば、重い物を持つ時など、利き手である右手に力が入る分

左足より右足を使う比重が高いはずです。

という事は、左に比べると右半身を使う機会が非常に多いという事なので

利き手と利き足と言うより、体全体が右利きになっていると考えられます。

 

 

なぜ右利きのひとは左コーナーが得意なのか

このブログでしつこく何度も言っていますが

バイクで大切なのは「外足ニーグリップ」です。

つまり、右半身を思い通りに使える人と言うのは

左旋回時にしっかりと外足ニーグリップをする事が出来る為

上半身、下半身共に安定を確保出来る為

安心して曲がる事が出来るのです。

バイクは特に、下半身で乗る乗り物ですので

手の右利きというより、体や足の右利きと言うことが

大きくライディングに影響すると考えられます。

 

右コーナーが怖い理由

逆に右コーナー旋回時は、

思い通り動かす事に若干不安がある左足でニーグリップする為、

左コーナーに比べて安心感が少なくなります。

左コーナーでは右半身の力でどっしり安定しているのに、

右コーナーでは左半身の操作(自身の体の動かし方)に不安がある為、

バイクから落ちそう、なぜか上手く操作が出来ない、

などの不安がつきまといます。

左足に思ったように力が入っていない事が多いんですね。

これはほぼ無意識レベルでの事ですので

あなた自身が気付かないまま不安だけが先行してしまっているという事です。

©Sporty driver

 

社会全体が右利き優先で成り立っている

少し調べたら、人類全体でみると左利きの方の割合は11%

日本人もほぼ同じ比率(12%)らしいです。

これを考えると、世の中の色んなものが右利き用として作られているのが納得できますね。

という事は、生まれながらに右利きだった人は

成長する過程においても、右利きの能力を更に進歩させ続けているという事なんでしょうね。

 

意外と簡単な克服方法

上記のデータにもあるとおり

日頃、無意識レベルで、ある程度の事がほとんど出来てしまう右半身に比べると

左半身は思った通りには動いてくれません。

しかしこれは、この事実に気づき、意識する事、型(フォーム)を確認する事

力の入れ具合を体に覚えさせること、で解消できてしまいます。

先日のスクールでも、左旋回が少し曲がりにくそうにされてあった方に利き腕を確認したところ

やはり左利きだという事でしたので、ほんの少し意識するよう促したところ

その後のライディングが見違えるように良くなられました。

私自身も、昔ジムでスクワットをやっていた時、トレーナーの方に

「左足に力が入っていない」と指摘され、その後ほんの少し意識しただけで

同じ重さのバーベルでも随分楽に上げられるようになったことが有ります。

私も無意識に右足ばかりを使っていたのです。

 

百獣の王に学ぶ

バイク初心者がやるべき基礎練習とやったらいけない練習

この記事の一番最後に紹介した、お笑い芸人の武井壮さんが言っている練習方法が参考になります。

「自分の体を動かす技術を上げておかないといけない」

という部分が大きなヒントです。

バイクも同じで、右足で無意識に出来ている事を左足に覚えさせる事さえ出来れば

もう右コーナーも怖くありません。

そして、これを何度も反復練習する事であなたも無意識に出来るようになります。

でもいっぺんに何個もの階段は登れません。

ステップバイステップで、練習の度に一段ずつ上手くなりますよ。

 

まとめ

あくまでも私調べの話です。

でも、あなたに左右どちらかのコーナーに苦手意識があるならば

一度意識してみてはいかがでしょうか?

今回の練習は、実際に走らなくてもバイクにまたがった状態で

体のどの部分に力を入れるかを確認しておくだけでも

全然効果が違ってくるとおもいますよ。

 

なお、全ての方に当てはまる訳ではありませんのでご注意を。

 

   
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コメント

  1. 匿名 より:

    長い前置きでいったいいつ本題に入るのか?と思えば終わり。
    そこらの小銭稼ぎのアフィリエイトサイトを開いてしまったんだと、思ったら…それなりにバイクで素人とは呼べないお立場で…
    なんでこんな記事書いたんですか?
    本当に疑問です。
    具体的なこと一切書いてませんね。

    1. 山口尚之 より:

      貴重なご意見有難うございました。

  2. BMろでお より:

    山口様

    大変納得できる説明でした。こういう「気づき」「意識」の問題の方が、細かな具体的テクニックで説明されるよりはるかに役立つときがあります。今度サーキットで苦手の右コーナーを左足腰のグリップとフォームを意識してやってみます。ありがとうございます。

    1. 山口尚之 より:

      BMろでお様 
      コメント頂き有難うございます。(返信が遅くなり申し訳ございません)
      おっしゃる通り、具体的なテクニックと言うのはあくまでも一個人の経験によるものであり、その再現性は人により大きく異なりますので、マインド面を学ぶことで解決する場合も多くありますよね。ライディングは個々の個性が出ますので、多くのテクニックと考え方両方をインプットし、それを実践しながら熟成させて自分だけのテクニックを確立していく事が大切です。
      少しでもお役に立てたなら嬉しいです。有難うございました。

  3. 匿名学生 より:

    なるほど、普段右が出来ていることを左にも覚えさせるよう意識
    する事が大切なんですね。
    ポイントを分かりやすいように
    まとめて下さり、ありがとうございます。 参考にします。

    1. 山口尚之 より:

      匿名学生様
      コメント有難うございます。
      ご理解頂けて嬉しいです。
      バイク自体の操作系の左右差もさることながら、ライダー自身(ライダーでなくとも)で左右同じ動きを出来るような人はほとんどいないと思います。
      少しずつでもいいので、意識しながら反復練習する事である程度カバーできるようになると思います(^^)

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