初心者のバイク練習は インプット2 アウトプット8

  • このエントリーをはてなブックマークに追加

もっと上手くなりたい

バイク乗り、特に初心者の方であれば皆そう思っているはずですし私も今でもそう思っています。この記事を書いているのが12月で、これからあまり乗れない日々が続くのにこの記事はどうかなと自分でも思いますが、大切な事だと思っているので書き留めておきます。

情報があふれる時代になりました

パソコンやスマホがこれだけ普及している世の中ですから、ちょっと検索すればバイクの乗り方を無料で学べるサイトが沢山出てきます。勿論お金を出せば従来のメディアである雑誌でもマニュアル的な情報が得られますし、youtube動画を使ってとてもわかりやすく説明しているチャンネルも沢山ありますね。しかも無料で(暖かくなったら少しずつ画像、動画を増やしていく予定です)。私もたまに見ますが、本当にどのサイト、雑誌も親切丁寧に書いてあり様々な情報を得る事が出来ます。

 

でも情報源によって言ってる事がバラバラでどれを信じて良いかわからない時がある

例えば、 バイク初心者がやるべき基礎練習とやったらいけない練習で紹介した「上半身を出来るだけ起こして力を抜くように指導」という事も、スクールの生徒さんがとあるサイトに書いてある「上半身を少し伏せ気味に」という部分を信じて実践されてあるからなんですが、これは場合によっては伏せるのが正解ですし、伏せないのも正解なんです。  実を言うとSPA直入/オートポリスライディングスクールのインストラクターも全員言う事が違います。。。。。ややこしいですね(^^;)…. 沢山の経験を持つライダーさんならご理解頂けると思うのですが、言う事が違う理由は

  • 身長、体重、筋肉量、体力、男性女性など根本的な体格の差
  • 安全運転講習講師~トッププロレーサーというジャンルの差
  • ツアラー~レーサーマシン等走行ジャンルの差
  • バイク歴全般の経験の差

その他様々な条件が違いますし、ライダー各々がライディングに対してフォーカスしている部分が微妙に違い、また表現方法も人それぞれですから言っている事が違っている様に聞こえるのです。(実際に違う場合もあります)

 

違いを理解した上で自分に合ったライディングスキルを身に付けていく

バイクと言うのは人間が操作する乗り物ですので、ライディングスタイルには個性が出ます。では自分に合ったスタイルを身に付けるにはどうしたらいいのでしょうか?それにはまず自分好みのライディングを見つける事なんです。どうやったら自分好みのライディングが見つかるかと言うと、一番の練習方法はとにかく乗る事(アウトプット)です。

 

情報を鵜呑みにしない

とはいえ簡単に情報を得る事が出来る時代ですので、まずは乗る前に基礎知識を身に付けておくことは良い事です。但し、ここで重要なのは「知識(インプット)ばかり増やすのではなく、実践(アウトプット)して自分に合うか合わないかを判断していく事が大切」になってきます。実際のスクールでも「私の教えている事を実践して、自分に合わないと思ったら遠慮せず切り捨ててください。」と伝えています。この取り入れる/切り捨てるという判断も大切なスキルの一つだと考えていますし、そのスキルをアップさせるには実践経験(アウトプット)の積み重ねがないと頭で考える事と実際のライディングがリンクしないのです。積み重ねとは本当に地味な作業であり、非日常のスピードを伴うバイクですから簡単にモノに出来るものではありませんので、その割合はおおよそ「インプット2:アウトプット8」程度で考えておくと良いでしょう。また、上達の過程でライディング自体も刻々と変化していきますので、ライディングスキルだけでなく”考え方のスキル”を同時に身に付ける事で遠回りを減らす事が出来ます。

 

みんな違ってみんないい

小難しく書かなくてもトップレーサーのコーナリングフォームを見ればなんとなくは理解出来ますよね。究極になるとあんなにバラバラ(色んな意味で)のスタイルなのにタイム的にはほぼ同じと言う珍現象が昔から当たり前になっています。ちなみに昭和の時代からバイクに乗っている人などは、ほとんどが「インプット0/アウトプット10」のような感じでは無かったでしょうか?昔はライディングマニュアルなどほぼ皆無で、当然ネットもyoutube動画も有りませんでしたし、雑誌にチョコッとそれらしき事が書いてあるのは見たことが有りますが、大体はレーサーのカッコいいハングオンをマネして膝擦れるヤツは神!みたいなところから入って行かれたのではないでしょうか?(笑)

 

いいとこ取りでスキルアップしましょう!

このように無料で沢山の情報を得られる時代ですし、全国的にライディングスクールの開催回数も増えてきているようですので、昔に比べれば随分ライダーにとって良い環境が揃ってきていると言えます。究極の安全運転を目指し、沢山のライダーの話を積極的に聞いて、沢山質問して、一つ一つ練習すれば必ずライディングは上達します。焦らずゆっくりとご自分のペースでスキルアップしましょう!

 

   

SNSでもご購読できます。

RELATED

コメント

  1. 250SLのナガハマです。 より:

    あけましておめでとうございます。いつもスクールではお世話になっています。バイクよかばいも愛読させていただいております。
    バイク初心者がやるべき基礎練習とやったらいけない練習 ためになりました。

    質問ですが、サーキット以外の練習で低速でもできるもの。例えばモトクロスやフラットトラック、スライドコントロールなど。
    また、個人的には、現在spaのタイム54.7秒ですが、IRC spec Rバイアスタイヤで狙えるタイムと今後の取り組み方をご教示お願いしたいです。自分なりには、サスの強化、姿勢を低くし、膝をもっと広げる、コーナーリングスピードを上げたい、インを開けない走り、恐怖心と戦う、アクセルをもっと開けて後輪で曲がるテクニックの習得、体の前後の位置関係が分かりたいです。

    1. 山口尚之 より:

      ナガハマさん、あけましておめでとうございます。今年も宜しくお願い致します!(^^)

      ご愛読及びコメントありがとうございますm(_ _)m
      お応えしますね
      ①サーキット以外の練習で低速でもできるもの
      私自身オフロードの経験がほとんどないのでアレなんですが、フロント・リア共に滑り始めの挙動を体感する為に滑りやすい路面で低速でバイクを振り回して走るのは良い練習になるかと思います。具体的に言うと小半径での8の字ですね。例えばKSRとか50cc~100cc程度の子供用が良いです。小径タイヤのバイクは低速でもいとも簡単にタイヤが滑りますが、それだけに・足つき良くてリカバリーが楽・低速で怖さ半減・怪我もしにくい・バイクも壊れにくいという面で安全性経済性共に高い練習が出来ると思います。又ミニバイクでカートコースなどを走るのも十分練習になります。SLなら尚更です。ちなみに全日本のトップライダーや世界のトップライダーもオフシーズンはミニバイクで徹底的に走り込むという事実も有ります。カートコースが近くに無い場合、バイク走行が可能なそこそこ広い場所で8の字練習だけでも十分です。僕もやりたいなぁ~。もしこの練習を極める事が出来れば後述の問題点の殆どが解決しますよ(^^)
      ②spec Rバイアスタイヤで狙えるタイム
      私が初めて初期型のニンジャ250に乗った時が51秒くらいだったように記憶しております。体重は今より10kg位軽かったですが(笑)SLだと1秒落ち位でしょうか?
      自己分析されている中での優先順位は
      1-恐怖心と闘う
      2-インを開けない
      3-アクセルを開けて後輪で曲がる
      4-体の前後の位置関係
      5-コーナーリングスピード
      6-サスの強化
      78-姿勢を低く、膝を広げる
      と考えます。
      1-小排気量のバイクは突っ込み重視になるので特に1コーナーで恐怖心が出ると思います。解消法はhttps://motercycletutor.com/naoiri01/をご覧ください。進入スピードの調整はブレーキングポイントを遅らす事だけではありません。
      2-1と連動しますが、恐怖心なく確実にラインをトレースする事が一番の攻略法です。ライン取りは本当に大事なので特に意識して練習されてみてください。
      3-SLはフロントの高さが足りないバイクだと感じています。ブレーキを残し過ぎたり突っ込み過ぎるとフロントが切れ込みますよね?それを解消するために早目に後輪に荷重を持っていく必要があります。ライディングでカバーするのであれば進入スピードを少し抑え早目にアクセルを開けれるライン取りに変更。バイクでカバーするのであればフロントフォークの高さを上げる(オイルレベル・イニシャル・スプリング・突出しを出す等)のが有効ではないかと私の師匠が申しておりました。細かいセッティングは色々と難しくなるので方向性として捉えてくださいね。テクニックよりも物理の問題(速度エネルギーうんぬん)として捉えた方が理解しやすいかと思います。
      4-3と連動して考えますが、走りに合わせて補助として体を使っていくと考えてください。最初から積極的に体を使うのはバランスを崩す原因になりかねませんのでまずは基本に忠実に。ミニバイクで徹底的に走り込むと体が反応してくれるようになりますよ。
      5678-4までが上手く行き出すと自然とコーナースピードが上がります。最初からコーナースピードを上げる事にフォーカスしない事が大事です。ここまで来れば初めてサスの物足りなさをカバーするためのパーツ選びが自分で出来るようになります。勿論最初から変えても良いのですが、変えた後の変化が自分で判るのとそうでないのとではその後の成長スピードに大きく差が出ますし問題点に対して適切な対応が出来ます。昔ゴールドに輝くあの有名なサスに変更後、体感的にはフィーリングが大きく向上するもののタイムは極端に落ちたという経験をしたことがある私は上記のプロセスの大切さをイヤと言うほど思い知らされました。なお、姿勢を低くとのことですがこれはご自身のフォームの事でしょうか?バイクの姿勢の事でしょうか?バイクの姿勢であれば3をご参考に。ご自身のフォームであれば然程問題視するところではないと考えます(ナガハマさんのフォームは綺麗ですよ)。膝の開き方も同様です。ただ、今どきの大きく体を落としたレーサーのようなフォームをイメージされているのであればそれなりに体を鍛えたり柔軟性を得る必要があるかと思います。私はアレは若者の特権だと思っています(ボクのような体が硬いオジサンには無理があります笑)

      SLって本当に奥深くて面白いバイクですよね(^^) 小柄な私は足が届かない(^^;)1000ccのインスト車より250ccに乗る時が一番楽しいです!
      小排気量バイクを乗りこなせた時の爽快感はビッグバイクでは得られませんよね。ビッグバイクの基礎練習は250ccバイクで身に付ける⇒250ccの基礎練習はミニバイクで身に付ける。いきなり大型バイクを購入された方にこそお勧めしたい練習方法です。
      お答えは適切だったでしょうか?またわからない事があればいつでもお尋ねください。有難うございました!

  2. 250SLのナガハマです より:

    * 早速的確なアドバイスをいただきありがとうございます。アドバイスの優先順位通りに練習して行きたいです。
    * 先日の姿勢を低くとは、頭の高さでした。今後マシンをあまり寝かさずに曲がる方法をハングオフ?と考えています。
    * なぜならば11月のスクールのフリー走行で、スピードに慣れてきたら右のマフラーガードを何回もガリガリさせてしまったので、びびってしまいリーンウィズの限界?と思うからです。マシンは、バックステップ以外は、ノーマルでした。

    1. 山口尚之 より:

      コメント有難うございます(^^)
      姿勢の件はそういう事だったんですね。
      マフラーガードを擦るという事はスピードに慣れたというよりナガハマさんが乗れてきている証拠ですね。荷重がしっかり掛かりサスが沈んで、尚且つバンク角が深くなってきているのだと思います。つまりノーマルマシンでの限界に近づいてきているのです。
      解決策としては
      【バイク側で解決】
      ①バンク角に対応したマフラー変更②リアサスのイニシャルを強める③車高を上げる④リアサススプリング変更
      【ライダーで解決】
      ①フォーム(ハングオフ)でカバー②ライン取りの工夫
      となるのでしょうが、楽なのはバイク側で解決(費用が掛かりますよね)です。フォームで解決となるとバンク角が浅くなる分曲がらないという現象に対処する必要がありますので、ライン取りの工夫も合わせてやってみてください。

      色々工夫する事で解決の糸口が見えてきますが、ノーマル車の限界という事実はライダー側ではどうする事も出来ませんので、それを忘れて無理をしてはいけません。(マフラーが路面に当たってタイヤが浮き転倒してしまいます)
      今あるマシンの現状をしっかりと把握し、適切にパーツで対処するか、現状で楽しむ走りを受け入れる事も大事です。
      どうぞ安全に練習されて下さいね(^^)

      1. 250SLのナガハマです。 より:

        早速のお返事ありがとうございます。
        リアサスのイニシャル3でした。4or5に今後調整してみます。
        右コーナー2カ所は、ライン取りとハングオフが今後の課題ですね。
        マフラーカバー取り外しorスリップオンマフラーも検討してみます。
        1コーナー進入は、最後の楽しみにとっておきますね。

        1. 山口尚之 より:

          リアサス調整で車高や車体姿勢が若干変わりますので(前下がり)、特に1コーナーとヘアピンの進入時にフロントが切れ込みやすくなるのでご注意くださいね。

コメントを残す

*