初心者のためのサスペンション考察

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フロントサスが固くて怖い

サーキットランフェスタの時、知り合いのニンジャ1000に乗せてもらったのですが「フロントサスが仕事してない!」と言う状態で怖くて乗れない事がありました。どういう事かと言うと、ストロークスピードが極端に遅くフロントブレーキをリリースした後、更にバンク角を増やすとハンドルがイン側に切れ込むのです。

 

 

リジッドサスのような感じ?⇒ふわふわサスにしてみた

元々オーバーステア気味に作られているニンジャ1000なのに一度沈んだサスが戻ってこず、安心して荷重が掛けられないのです。フロントフォークの突出しを多くし過ぎたバイクも同じような動きをしますがこれだと全く安心してバイクを寝かす事が出来ません。そのバイクはサスペンションのオイル漏れ修理から帰ってきたばかりだったらしく、パーツもノーマル、オイルも推奨品、イニシャル(バネ)減衰も標準値という状態でしたがどうもしっくりこない(というか怖い)。とりあえず私が取った対策は「減衰(圧側伸び側共)を弱める」事でした。

 

「だいぶ乗りやすくなった」

オーナーさんの感想は乗りやすくなったでした。私も乗ってみたかったが時間が無く叶いませんでしたが、動かないサスより良く動く(柔らかい)サスペンションの方が乗りやすく感じるので当然と言えば当然の結果が出て一時的にはホッとしました。実に場当たり的で一時しのぎな対策でしたが、その方の属性(中背で痩せ形体型、50代後半、決して無理せずスピードを出したりするタイプではない)を考えるとあながち間違ってはいなかったなと思っています。次回対策を取るとすれば①フロントのふわふわ感に問題があれば減衰の再調整で普段の走りに合う"落着き"を探す。②リアサスペンションも同じく緩め、フロントとのバランスを取ってあげる。事かなと思っています。

 

メーカー出荷時のサスペンション調整とは?

元々サスペンションの調整というのは足つきの問題や体格、体重、タイヤ、走りのレベルや個人の求める性能などで大きく変わり、一つの答えが無いものです。その答えが無いバイクを幅広い属性の方が50~80%程度の満足度で乗れるように調整したモノがメーカー出荷されていると思った方が良いです。(数字は私の勝手な推測です) 逆に言えば、自分の現在の状況に合わせる事で飛躍的に乗りやすいバイクに近づけるが出来ると言えます。聞くところによれば、国内メーカーは身長170cm、体重65kg程度の方が(そこそこ)乗りやすいようなセッティングにしているという事です。

 

初心者のサスペンションセッティングはこれだ!

という答えはありません(^^;)スミマセン。。。

ですので考え方の一例をご紹介しますが、以前もご紹介した通り バイクはお尻で荷重を感じられるようになる事が出来なければいつまでたっても怖い乗り物となってしまいますので先ずそこに重点を置くとします。以前例えたバランスボールで言うと、

  • 硬いサスペンション=パンパンに空気が入った硬いバランスボール
  • 柔らかいサスペンション=空気圧が低い柔らかいバランスボール

どちらがバランスがとりやすく、安心してボールに体重を預ける事が出来るでしょうか?

こう考えると、荷重を掛けるのが苦手でバイクを安心してバンクさせる事が出来ないという初心者の方は先ず前後のサスペンションを柔らかめに振ってみる事をお勧めいたします。小柄で体重が軽い方(女性など)も同じ方向性で良いでしょう。極端に言えば荷重を感じられるまでは全抜き(バネ、減衰共に最弱設定)でも良いかと思います。勿論、底付き(動かないところまで沈む)症状やフワフワし過ぎるなど、人によって問題点も出てくると思いますので、その際は症状に応じて微調整が必要です。

 

どうぞコメント欄から個別にご相談ください!

無料ですのでご遠慮なく(笑)

今回のご紹介例は、初心者中の初心者の方向けです。バイクに乗り始めの方の中でも5%位にしか当てはまらない内容かもしれません。公道でも60km程度までしか出さない方向けです。もちろん急ブレーキなど掛けない状況で走る方です。体格、車格、その他もろもろの条件で当てはまらない方の方が多い気がしますが、実際のスクールでも荷重を掛けれず恐々乗っている方の殆どがサスペンションの調整か荷重を意識するだけで見ていても安心できるような走りになる例を沢山見てきました。スクールに気軽にご参加できる状況の方であればその場で詳しくお教えする事が出来ますが、そうでない方はご遠慮なくこのブログをお使い下さい(^^)

 

 

   
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コメント

  1. かわた より:

    動画など大変参考になります。サーキット走行歴1年程度の者です(公道は走りません)
    ベストから3秒程度タイムが落ちており、中々元に戻りません。バイクその物に変更点はなく、足周りも純正です。個人的にはメンタル要因かなと、思っているのですが(転倒したわけではない)
    ただ以前より、複合コーナーでのアンダーステアが気になり、サスセッティングをちょこちょこ変えていました。
    ベストタイム時と同じ設定で走ったのですが、それでも2秒落ちです。
    ダンパーを固めで走ると、安定感は得られるのですが、タイヤの接地感は逆に希薄な印象です。
    もう少し接地感を得たい場合はダンパーは柔かめに、ふった方がいいのでしょうか?
    そもそもの姿勢が尻下がりということは指摘を受けているのですが、社外サスなど弄くらずに、せめて現状のままベストをもう一度出したいと考えています。
    タイヤ:パワーカップエボ30分程度使用

    バイク:2007 zx6r 足周り純正

    サーキット:千葉県袖ヶ浦サーキット(多分ご存知ないと思いますが……)

    タイム:1分17秒
    現在19~20秒で周回

    アバウトな文章となり、申し訳ありません。経験測からでも構わないので、何か打破できる方向性を得たく、ご連絡させて頂きました。

    1. 山口尚之 より:

      かわたさん、コメント有難うございます。
      動画も見て頂いているという事で有難うございます。
      袖ヶ浦サーキット、難しそうなコースですね。
      コース図やネット情報から考察してみますが、行ったことも走ったことも無いので参考程度にお読みください。
      ①複合コーナーのアンダーステア ⇒ 走り慣れてきてコーナースピードが上がってきているのが原因では?と思われます。動画の「コーナーはゆっくり走る方が~~~」を参考にされて下さい。
      恐らく567コーナーの事を言われているのだと思いますが、私なら6をゆっくり走り完全に向きを変えて7を直線的に立ち上がるライン取りを試すと思います。
      ②接地感は、まずサスセッティングではなくコーナースピードの調整、ライン取りで攻略した方が良いでしょう。一概には言えませんが、コーナーにサスを合わせて、開けるべき所でアクセルを開けれなくなるとタイムは遅くなります。
      ③600ccで1分9秒台で走る方もいらっしゃるようなので、(失礼ですが)10秒落ちで走られている現在、最も意識すべきはライン取りだと思います。ライン取りの重要なポイントは、如何にして600のパワーを活かすか?です。コーナーの攻略ばかりに意識が行くとタイムは伸びません。コーナーが少し速くなってもタイムには繋がらないからです。アクセルを大きく長い時間開けたかでタイムは決まります。そう考えるとサスペンションはドノ―マルでもあと5秒は詰まると思います。
      ④2~3秒程度のタイムアップであれば、1~3コーナー4コーナー9コーナー最終コーナーの開け方(開け始め)で変わるのではないでしょうか。

      タイムに悩む方は多いのですが、メンタルと言うよりもマインド(考え方)を変えた方がロジカルに攻略できます。
      先ずはコース攻略の設計図であるライン取りが一番。
      二番目に、そのライン通り走り(ブレーキポイントその他諸々含む)尚且つアクセルをキチンと開けてパワーを引き出す。
      三番目に経験値の積み重ねによる自信と実力のレベルアップ。
      選手権レべルのタイムに近付いてからサスセッティングです。

      一度、ライン取りを良く知る人に引っ張ってもらってはいかがでしょうか?拍子抜けするくらい楽に安全に簡単にタイムが詰まると思いますよ。

      以上、コメント文から考察させて頂きました。
      これからも安全にサーキット走行を楽しまれて下さいね!

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