暑い!
暑い暑い暑い!!!
現役肉体労働者である私はこの暑さにまいっています。。。
歳のせいか?太ってるからか?(両方か 😛 )
「今年は去年より暑かですね~」と毎年言っているような気がするが、次回のライディングスクールが8/4・5と暑い最中にランフェスと2デイズで開催される為、ちょっと暑さ対策を真面目に考えてみる事にしました。ホントは”成長させるためには”シリーズを続けたかったのですが、書いているうちにオヤジ特有の説教臭さ全開になってきたため息抜きも込めてライダーの為の夏対策を綴ります。
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クールインナー
スポーツタイプのインナーは、過去4メーカーほど試していますが、一番涼しいのはミズノのバイオギアでした(山口調べ)。
元々はゴルフ用に買ってたんですが、ツナギの下に着たらとても動きやすくサラサラ感がいつまでも続きます。驚いたのはツナギの上半身を脱いだ時。少しの風にあたるだけでもメチャメチャ涼しい!!エアコンの前に陣取った時なんかは思わずクシャミが出るレベルです。古くなってきて効果が薄れてるような気がするので今年は買い換えようと思います。ちなみに次にお勧めはSKINS。スキンズは鈴鹿8耐出場時に上下セットで買ったんですが、値段もさすがですがコンプレッションインナーの機能としても流石の作りでした。締め付けはかなりキツメ、脱ぎ着が大変でしたが、だけど来てしまえばとても動きやすく、クール機能もミズノ程ではありませんが十分な印象です。疲れの残り方もハッキリと違いが分かります。ちなみにA400シリーズで揃えました。
ちなみに、どのインナーでも夏場は走行前にビチャビチャになる位水で濡らしておけば、走っている時はとても涼しいです。これはモテ耐の時にH所長が大発見された高等テクニックです笑。ツナギが濡れる・・・なんて言ってられないほど暑い時には効果抜群です。
勿論各バイクウェアメーカーさんも沢山いいのを出されていますし、トップライダーの方も愛用している方が多いのでお勧めです。バイク用として販売されているのは全部カッコイイですよね。HYOD クシタニ RSタイチ、などなど。アルパインスターにおきましてはもはやコスプレ用としても使えそうで一石二鳥ですね。
RSタイチ RS TAICHI アールエスタイチ/RSU315 クールライド グラフィック アンダーシャツ
RSタイチ RS TAICHI アールエスタイチ/RSU308 クールライド ベーシック アンダーパンツ
ヘルメット
私は年中同じやつを使っていますが、やはりここは20年以上使っているアライヘルメットをお勧めいたします。モデルチェンジするたびにグレードアップしており、最近のモデルは夏場のヘルメット内の蒸れも然程感じなくなっています。頭に風を感じられるレベルです。我々インストラクターは毎回約1時間程ぶっ続けでサーキットをグルグル走るので大量の汗をかきますが、内装も一式取り外しができ洗濯が出来るので嫌な臭いも無く快適に使う事が出来ています。メンテナンスが簡単な所はホント助かります。
Arai アライ/HR-INNOVATION [エイチアール イノベーション ホワイト] ヘルメット
キャメルバッグ
元々は登山や自転車競技用として販売されてあったようですが、今では鈴鹿8耐などで殆どのレーサーの方が使用されていますよね。
人によって中に入れる飲み物は何でも構わないと思いますが、コーヒーやお茶などカフェインを含むものは利尿作用があるのであまりお勧めできません。勿論お酒もダメですよ、お酒も利尿作用がありますから(←そっちかよ! 😆 )。薄めたスポーツドリンクなどが最適ですかね。私は水を入れてます。レースで使うにはツナギの加工やヘルメットまでの経路確保が必要ですが、ツーリングなどでは背中のバッグに仕込んでおけば嵩張ることも無く、走りながらや信号待ちで気軽に水分補給が出来るので、夏場のツーリングなどでは便利だと思います。
ちなみにですが、冷たい飲み物を入れといても飲むときにはぬる~いのが出てきますので、グルメ志向の方にはご満足いただけないかと思います 😆
空調服
現場にバイクで通勤してくるオッサンが「これよかばい!」と絶賛している空調服。年々着用率が上がり、某大手ゼネコンの工事現場では着用が義務付けられるまでに至った優れものです。バイクの様に風を自然に発生させるシーンに必要かどうかはわかりませんが、街中を中心に走られる方には良いかも。作業着業界でも若い人に人気のバートル製は見た目もお洒落です。現場で暑い時には空調服着てる人に近づくとファンの風のオコボレがもらえて涼む事が出来ています笑。
走行に関する注意事項
路面温度が高くなると普段起きないような様々な現象がみられますのでご注意を!
- ブレーキ関係
- タイヤ
- エンジンの熱ダレ
- その他
1、ブレーキ関係の不具合
峠などで下りが続く道ではブレーキのフェード現象、ベーパーロック現象にも注意です。サーキットではよくある現象ですよね。特にオフロード車などは元々ハードブレーキを前提にしていないのでブレーキ周りが心許無い造りになっています。お小遣いに余裕ある方はベンチレーション機能を持たせたブレーキディスクに交換したり、熱に強いブレーキフルード、ブレーキホースを使用するのもいいでしょう。エンジンブレーキを多用し、そもそもスピードを出し過ぎない事が大事です。
2、タイヤの不具合
サーキットでも一般公道でも夏場は路面温度が60度以上になる事がざらにある昨今ですが、温度の上昇によりタイヤが熱を持つと熱膨張により空気圧が高くなってしまいます。又、路面が高温になり過ぎると明らかにタイヤのグリップも落ちますので注意が必要です。
3、エンジンの熱ダレ
熱と言うのは様々な所に不具合を発生させますがその筆頭と言えるのがエンジンです。夏に行われる鈴鹿8耐ではあらゆる対策を講じますがそれでも熱が原因と思われるトラブルが絶えません。先ず出来る事といえば冷却水系統のメンテナンス、冷却水の変更、ラジエターキャップの交換(経年劣化で圧力が下がっている事が有ります)、オイルクーラーの追加などでしょうか。オイル交換などの基本メンテも大事ですね。その他ラジエターの大型化、放熱塗装など上げればキリが有りませんが、昭和時代の様に金属製の洗濯ばさみを空冷エンジンのフィン部に取り付けるなどの対策は風情こそありますが(嫌いではない笑)現代に照らし合わせると効果があるかどうかはわかりません。
4、その他
熱い路面と熱いエンジンのすぐそばにある足、その足を守ってくれているブーツですが、劣化してくると靴底の接着剤が溶けて外れる物も有ります。同じように接着剤・両面テープを使用しているパーツが剥がれたりする事はよくあります。過去ではスロットルグリップゴムが熱でふやけて?アクセルが空回りするバイクも有りました。事故や周りにも迷惑を掛ける恐れがありますので日頃のメンテナンスはしっかり行いましょう。
5、自身の体調管理
日本スポーツ協会のHPです。体調管理の参考にどうぞ
熱中症を防ごう
http://www.japan-sports.or.jp/medicine/heatstroke/tabid523.html
まとめ
そのほか装備関係で言えばメッシュ(穴あき)素材のグローブ、ブーツ、ツナギ、ウェア類も多々販売されています。但し、一番の対策は無理しない事ですね。そして早目の休憩と水分補給はマメに行ってくださいね。のどが渇いてなくても水分を摂り脱水症状を防ぐようにしましょう。上にも書いていますがお茶、コーヒー、カフェインドリンク(エナジー系)は利尿作用が有りますので自己判断が必要です。ホント年々暑さが増しており、ここ数年は命に係わるレベルになっています。自分を守ってくれるのは自分しかいません。自己防衛、そして正しい自己判断という心構えが必要です。頭がボ~ッとして来たり集中力が落ちて来た時は熱中症のサインです。そんな時は無理してバイクに乗るべきではありません。もはや我慢大会の様相を呈する鈴鹿8耐もそろそろ開催時期を考えればいいのにと思います。マジで参加者も観客も大変でしょ。安全や効率ではなく我慢苦労努力根性を美徳とする日本人らしいと言えばそれまでですが・・・。
オッサンの愚痴はさておき、開放感あふれる楽しい季節であることは間違いありませんが、バイクは一歩間違えば大変な事になる、緊張感と爽快感が隣り合わせの乗り物です。安全で快適なバイクライフを楽しんでくださいね 🙂
イントラさんもツナギ着用でコース指導されていますが、ライダーとして、暑さに耐えられるように、カラダ作りなどしていることはありますか、プライベートでもツナギ常用でライディングをしているとか…?
(暑がりで、乗車前から結構汗かくもので…)
佐藤さん、コメント有難うございます。
暑さ対策に限って言うとまずは慣れが一番でしょう。
プロライダーですら鈴鹿8耐前はサウナなどで暑さ慣れするという話を聞きますので、日頃エアコンの中で生活している方などは特にいきなり皮ツナギを来てバイクに乗るのはきついでしょうね。。。
特に最近の夏の厳しさはハンパじゃないですし、そもそも体の体温調節機能も急には対応できないでしょう。
暑さに耐える体作りと言うより、たまにはトレーニングや仕事で沢山汗を流す事と、そもそもの基礎体力向上が大切だと思います。
あと、我々は特にツナギを着ている時間が長い為、耐える事ばかりでなく細めな水分補給(利尿作用のあるコーヒーやお茶は飲まない)や回復方法などにも気を遣っています。
後は記事中のようなクールアイテムであったり、乗っていない時は扇風機にあたる、氷で体を冷やす、乗る前にインナーを水で濡らすなど、出来る事は全てやっています。